2015年7月26日日曜日

滝川渓谷(矢祭町)

2015.07.26 東北最南端の秘境「滝川渓谷」へ行ってきました。

先週の「燧ヶ岳」の登山で膝を痛めたため、登山はちょっと無理なので、以前より行ってみたかった「滝川渓谷」へ行くことにしました。

滝川渓谷は、ふくしま遊歩道50選にも選ばれていて、全長3kmの遊歩道内に見事な四十八滝が連続すし、訪れる人々の心をを魅了します。また、渓谷には、巨大な奇岩や老木が生い茂り、自然美を満喫することができます。

渓谷内は滝の水しぶきで空気が冷やされるのか、とても涼しく感じられました。
が、終わってみれば汗だくでした(汗かきなので)


渓谷の入り口。終点までの標高差297mのスタートです。

第1駐車場前の入り口
 最初はヒノキ林の快適な道ですが、次第に傾斜を増していきます。
全体的に良く整備されていて、危険個所の無く(1個所クサリ場が有)とても歩きやすい道です。

空気が涼しく気持ちがいいです

おぼろ滝

銀歯の滝

道にはロープの柵がしっかり設置されています

滝のそばまで行ける場所もあります

立派な橋も数か所

涼しく快適な道

ちょうど良い間隔に休憩場所の東屋もあります

見返りの滝

みすじの滝

クサリ場もありますので、慎重に進みます

すべらないように

せせらぎの滝

気持ちいいです

サワグルミの巨木

乾杯の滝(何に乾杯なのかな?)

銚子の口滝
 銚子の口滝を過ぎると終点の第二駐車場まで平坦な道が続きます。

川沿いの道
写真は看板のあった滝ですが、他にも沢山の滝を見ることができました。

秋の紅葉の時期にもう一度来てみたい所です。
おわり

2015年7月21日火曜日

燧ヶ岳(2356m 桧枝岐村)&尾瀬ニッコウキスゲ

2015.07.20(月) 日本百名山の一つ「燧ヶ岳(ひうちがだけ)」登山へ、下山は、長英新道を下り大江湿原で見頃を迎えたニッコウキスゲを見てきました。

「燧ヶ岳」は福島県はもとより東北でも最高峰であり、以北にはこれ以上高い山はありません。
最高峰の柴安嵓と、俎嵓、ミノブチ岳、赤ナグレ岳、御池岳の5峰からなります。

天気予報では曇りのち雨でしたが、幸いに、山行中は雨に降られることもなく、日差しも時折降り注ぎ、まずまずの登山日和でした。

今回のルートは、
御池登山口⇒広沢田代⇒熊沢田代⇒俎嵓(2346m)⇒柴安嵓(2356m)⇒俎嵓⇒ミノブチ岳⇒(長英新道)⇒大江湿原⇒沼山峠バス停⇒(バス)⇒御池駐車場

所要時間:8時間25分(御池~沼山峠バス停 休憩込)


5:53 登山開始。御池登山口は、駐車場の奥にあります。

駐車場奥の登山口
 登山口より程なくして「燧ヶ岳」分岐、左へ進みます。直進すると「見晴」へ行きます。

燧ヶ岳への分岐
 ここから先は、岩場の足場の悪い歩きずらい急登が続きます。

歩きづらい岩場の急登
 途中、木道や階段もあります。

木道は滑りやすいので注意が必要です

立派な階段
 道沿いには、色々な花が咲いていましたが、登るのに必死であまり気がつきませんでした。
写真はほんの一部です。
ゴゼンタチバナかな?

ウラジロヨウラク
 登山口から約50分で「広沢田代」の湿原に到着です。
池塘がいくつか点在し、またガスがかかっていて幻想的な景色に急登の疲れが癒されます。



池塘が点在しています


ワタスゲが一面に咲いています
 広沢田代を過ぎると、足場の悪い急登に再び入ります。

登りにくい急登

ぬかるんだ道もあります
 急登も終え、木道の道に変ると「熊沢田代」の湿原に到着です。
こちらの湿原はとても広く開放感抜群でとても気持ちがいいです。
湿原からは、目指す山頂がガスの切れ目から見ることができます。(山頂の一部)

登山道が木道に変り、林の先が湿原です

広い開放感がある「熊沢田代」
正面のピークの奥が、俎嵓の山頂


ベンチの前には大きな池塘があります
 小休憩を取った後、山頂を目指して歩きます。

この階段雪の重みか、斜めになっているので慎重に進みます
(木道のある個所は、木道以外は歩いてはいけないので)
 湿地帯を過ぎ、樹林帯に入ると急登に入ります。
しばらく進むと、今度は難所の雪渓の急登になります。

かなりの急登なので、慎重に踏み跡を頼りに登ります

雪渓の上部より振り返ります
足を滑らしたら止まらないかも
 雪渓をやり過ごし、9合目を過ぎてハイマツ帯に出れば俎嵓山頂まであとひと吐息です。
このピークの奥が俎嵓山頂

登ってきた道を振り返ります
左側が「熊沢田代」、右奥が「広沢田代」

山頂手前に咲いている「ハクサンシャクナゲ」
 9:06 一つ目のピーク「俎嵓」(まないたぐら)山頂へ到着

俎嵓(まないたぐら)山頂

俎嵓山頂より尾瀬沼を見る
 ここから、目の前にある東北最高峰の柴安嵓(しばやすぐら)山頂へ向かいます。
柴安嵓へ行くには、一旦下って登り返します。

少し下った所から見る「柴安嵓」山頂はガスで見えません
 9:32 柴安嵓(しばやすぐら)山頂へ到着

東北最高峰の柴安嵓山頂

柴安嵓から尾瀬ケ原
奥に至仏山(百名山)の雄大な姿が見えます

柴安嵓山頂より尾瀬沼
 9:55 下山開始、尾瀬沼を目指します。一旦下り、俎嵓へ再び登り、下山道へ進みます。

俎嵓から尾瀬沼方面へ向かう道

険しい岩場の下り、慎重に下ります
 岩場の急坂を過ぎたところで咲いていた花たち。見ているとホットします。

オオドミゾホオズキ

キヌガサソウ
 しばらく進むと「ナデッ窪」と「長英新道」との分岐に到着。左(長英新道)へと進みます。
分岐、長英新道へ進みます
 10:41 ミノブチ岳へ到着

尾瀬沼の景色は最高です

山頂を振り返ります(左のピークが俎嵓)
 長英新道を下ります。ここから先、悪路の急坂の連続です。

長英新道へ下る最初の長い階段

滑りやすい急坂が続きます

階段も数か所
 傾斜が緩やかになると今度は、ぬかるんだ道が長く続きます。
足元に注意して歩くために非常に長く感じます。

写真ではわかりませんが、登山道全体がぬかるんだドロドロの道です

木道の道に変るともうすぐ尾瀬沼の分岐です
 12:38 長英新道分岐に到着。ビジターセンター方面へ進みます(左)

長英新道分岐

ここからは木道を進みます(どろ道から解放です)
 分岐から10分もかからないで、大江湿原が見えてきました。
大江湿原には、ニッコウキスゲを見に多くのハイカーで賑わっています。(沼山峠からは1時間もかからないでこれます)
ニッコウキスゲも期待以上、ちょうど見頃を迎えていました。

ビジターセンターはハイカーで混雑が予想されましたので、湿原の橋の所で昼食をとってニッコウキスゲを満喫しました。












十分満喫したのち、沼山峠へと向かいます。

結構道のりが長く感じます

帰りのハイカーで登山道も渋滞です
 14:18 沼山峠休憩所へ到着、14:30発のバスで御池駐車場へ。

沼山峠休憩所
今回も日帰り登山ですので、朝(夜中)の2時に自宅を出発して、帰宅が午後7時すぎ、流石にちょっと疲れました。お疲れ様でした。

おわり