2017年5月8日月曜日

一切経(魔女の瞳)~東吾妻山

2017年5月7日(日)Drを誘って残雪残る一切経と東吾妻山へ登ってきました。

今回の登山のお目当ては、一切経山頂から望むことが出来る凍結した魔女の瞳(五色沼)を見ることです。
今日の天気は晴れていますが、風がとても強く吹いています。待ち合わせ場所の兎平駐車場でDrの到着を待っている時も強風で車が揺れます。程なくしてDrも到着、山頂はもっと強い風が吹いていると思われますが、とりあえず行けるところまで行ってみようという事で、登山口の浄土平駐車場まで移動します。

最近時々やらかす忘れ物、今日は気温が低いことは分かっていて防寒用の準備としたつもりでしたが、帽子を忘れてしまいました。たまたまDrが予備の帽子を持っていたのでお借りすることができホッとしました。

準備を整えて出発です。最初は湿原の木道を進んで登山道へ入ります。
吾妻山は昨年10月に噴火警戒レベルが2から1に引き下げられました。おかげで一切経へ浄土平からの登山が可能となりました。
白い噴煙を上げています
 登山道を進んでいくと、いよいよこの時期ならではの雪渓へと変わります。
雪渓歩きの始まりです
今回は、雪渓の上を歩くということで、軽アイゼン(6本爪)を初めて使用します。
さすがアイゼンです。6本爪の軽アイゼンですが、装着しているのとしていないのとでは全く違います。雪面をガッチリつかんで快適に登れます。
アイゼンを初めて使用しました
 冬道(雪渓)の醍醐味は何といっても普段夏場では通ることのできないルートを自由に登れることです。でも、雪解けが進んでいるので安全のため前の人がつけてくれたトレースを進みます。
アイゼンを装着したおかげで快適に登れます

青い空と雪原、気持ちがいいです。しかし、急登なので慎重に登ります


残雪は3メート位はありそうです
 酸ヶ平避難小屋へ到着。夏場では避難小屋をこちらの方向から見ることはできません。
酸ヶ平避難小屋(右)とトイレ(左)
 ここから一切経へ向けての登山ルートです。
最初は雪渓の上を登っていきます
 かなり上まで雪渓を登っていけますが、途中から夏道が出てきますのでそちらを登っていきます。
途中から夏道へ

後から行く鎌沼をバックに撮影

山頂への登山道
 強風の中撮影していたため、カメラの撮影モードを変更してしまったのに気付かず、以降全体的に薄茶色くなってしまいました。
振り向くと、吾妻小富士の大きな火口を見ることが出来ます
 山頂手前、この場所まで来ると強風というより暴風です。吹き飛ばされそうで立っているのも辛いくらいです。
山頂までもう少しです

空気大感謝塔
 一切経山山頂へ到着(1948.8m)
一切経山山頂
 凍結している魔女の瞳、この景色が見たくて強風の中、ここまで登ってきました。
魔女の瞳の目覚めはもう少しのようです。
魔女の瞳(五色沼)

魔女の瞳をズームアップ
 目的が達成できて感動ですが、暴風の中、いつまでも長居しては危険です。写真撮影後、即下山開始です。

酸ヶ平の分岐まで下ってきました。ここから、鎌沼の脇を通り東吾妻山を目指します。
酸ヶ平の分岐

酸ヶ平湿原

鎌沼、一部氷が解けています

全体的にまだ凍っています

正面が東吾妻山
 鎌沼を周回するトレースですが、湖面の上なのか、湿地の上なのか分からない不安なトレースです。でも、他にトレースも見当たらないのでとりあえず慎重に進みます。
ちょっと不安なトレース
 途中から東吾妻方面へのトレースを見失い、携帯の地図アプリで現在地を確認。方向修正ですぐに木道に出ることが出来ました。
姥ヶ原分岐、直進します
 分岐を過ぎて直ぐに、雪上歩きとなります。今日は東吾妻山に登った人がいないみたいで、残されたトレースも以前のもので、かなり薄くなっていたので見落とさないように慎重に登っていきます。(途中、GPSで現在地を確認)
踏み後を頼りに登ります

山頂付近は雪が解けていています
 吾妻山山頂へ到着(1974.7m)
一切経ほどではありませんが、こちらも強風です。記念写真を撮影後、すぐに下山です。

 
正面が一切経から西吾妻への縦走路、いつか通ってみたいです
 下山は、姥ヶ原分岐まで登ってきた道を戻ります。
下山途中から鎌沼と一切経
 姥ヶ原分岐から浄土平方面へ木道を進みます。
 比較的、風が穏やかな場所で昼食の休憩をとります。
岩場で昼食タイム
 昼食をとった岩場から先は、再び雪渓の上を下って行きます。
ここからアイゼンはつけないで進みます

駐車場方面の吾妻小富士が見えてきました
 この先、トレースが怪しくなり、何本かあるトレースの上部を進んでいたら、どうやら蓬莱山をトラバースして、一切経へ登るトレースみたいでした。夏道が見えていたのでそのまま進み夏道で下山しました。
夏道を通り下山

登山口まで戻ってきました
 無事に駐車場に到着。本日の所要時間は休憩込で5時間でした。
強風の中での登山でしたが、魔女の瞳を見ることが出来、一切経、東吾妻山登頂も果たせたので満足のいく山行でした。
お疲れ様でした。

おわり


2017年5月5日金曜日

蓬田岳周回コースへ芝桜もこれからが見頃

2017年5月5日(金) 平田村の蓬田岳(952.2m)へ登ってきました。

登山口のジュピアランドひらたでは、ただ今、芝桜まつりの開催中です。渋滞も予想されましたが、到着が9時前でしたので混雑もなく駐車場まで着くことができました。普段は駐車場は無料なのですが、芝桜まつり開催期間中は500円の駐車料金を支払います。運良く第一駐車場に止めることができました。(第2、第3駐車場も登山道に近いのでそちらでもよかったのですが)

駐車場で身支度を整えて出発です。正式?な登山口は駐車場より50m位手前ですが、道路を渡った階段からでも行けます。(こちらが近いかも)
奥の階段を登っていきます。
 今日も天気が良く気温も20℃以上の予報、暑くなりそうです。
登山道と正面の山が蓬田岳
 山頂までは約1200mと距離はそんなにないのですが、意外と急登です。
ゆっくりと登っていきます

登るにつれ徐々に傾斜が増していきます

ちっとした岩場も

これからの季節、登山道にも綺麗な花も咲いてきます

稜線への最後の急登
 急坂を登り切ると稜線にでます。山頂までは400mここからは傾斜も緩くなり、心地よい風も吹いてとても快適に歩けます。
山頂まで400mもう少しです


山頂の菅船神社の祠
 祠から少し行くと、山頂表記と一等三角点があります。
一等三角点
 駐車場から1時間かからないで山頂へ到着です。
 山頂からは、安達太良連峰や磐梯山の山並みがみえるのですが、今日はかすんではっきりと見ることが出来ませんでしたが、山頂からの景色はやっぱり素晴らしいです。
山頂からの景色
 時間はまだ10時、昼食にはまだ早すぎます。昼食は下山してから食べることします。
下山は、階段のルートでジュピアランドへ降りる予定でしたが、休憩中に矢吹から来た年配のおじさんから色々なルートを教えてもらって、ちょっと距離はありますが、蓬田岳の裾野をぐるっと回ってジュピアランドへ行く道を教えてもらいました。初めて行くルートですが、道はしっかりして迷うことはないということです。一旦、反対側の糖塚登山口へ降りて、そこから鉄塔の下の作業道を進んでジュピアランドに出ます。
矢吹からの男性は、糖塚登山口から登ってきたそうで、そこまで道案内も兼ねて一緒に下ります。
糖塚登山口へ下山します

蓬田岳は信仰の山なのか、岩の上にも観音様
 岩場の上級コースとの分岐、距離は長いですが、一般コースへ進みます。
上級コースとの分岐、一般コースへ


上級コースを合流

普段はご夫婦で登っているそうですが、今日はソロ登山だそうです
 山頂から約30分で糖塚登山口に到着。矢吹からの登山者とはここでお別れして鉄塔の下を通る道でジュピアランドへ戻ります。
糖塚登山口

林道を進みます
 糖塚登山口から200m位進むと、ジュピアランドへの分岐があります。
ジュピアランドへの分岐


山吹の花が綺麗に咲いています
 鉄塔の作業道に出ました。鉄塔に沿って伸びている作業道を進んでいきます。


途中林の中を進みます
 アップダウンの連続、しかも、太陽を遮る木々もない中、永遠と続く作業道!さすがにバテてしまいます。


ジュピアランドがようやく見えてきました
 糖塚登山口から歩くこと約50分、ようやくジュピアランドへ到着です。
ジュピアランドは芝桜が一面に咲いています。こどもの日の休日、多くの観光客でにぎわっています。あちらこちらで芝桜をバックに記念撮影を撮っています。
全体的には、まだちょっと早いみたいで、これから数日で満開になるのかと思います。



綺麗な芝桜を見ていると、登山の疲れを癒してくれます。
芝桜を十分に堪能したところで、駐車場に戻り昼食、帰路に着きました。

おわり