2017年7月11日火曜日

安達太良連峰南北縦走

2017年7月9日(日)安達太良連峰を南の石筵登山口より北の野地温泉登山口まで縦走してきました。
 しばらくブログを更新していませんでしたが、登山をしていなかったわけではなく、一切経登山の後は、二岐山、志津倉山、残雪残る会津駒ケ岳、雄国沼、浅草岳へ登っていたのですが仕事がちょと忙しいのにかまけてブログをアップしておりませんでした。
今回は、初めてのメンバーでの山行でしたので、久しぶりに書いてみました。

 今回は、昨年の安達太良連峰縦走の時とは逆コース、南の和尚山から北の鬼面山をたどるルートです。メンバーは、いつも一緒に登っているDrと、S氏(同じくDr)、Kさんと自分の4名です。(S氏とKさんとは初めて一緒に登ります)
今回のメンバー(和尚山山頂)
集合場所の野地温泉駐車場に5時集合、そこから乗り合いで石筵の駐車場へ移動します。
 今日も、麓の気温は30度越えの猛暑日、水分は多めに準備した為にザックはかなりの重量(3.3ℓ)です。飲めば軽くなります(^^;)
 5:49 駐車場で準備を整えて長い縦走へ出発です。
駐車場の道路の反対側の登山口より登山開始

約1キロほど舗装道を歩きます
 銚子ヶ滝入口の遊歩道を進んでいきます
銚子ヶ滝方面へ進みます
 銚子ヶ滝への道は、多くの観光者が訪れるので、比較的整備されています。
 銚子ヶ滝を過ぎると道は登山道へ、銚子ヶ滝の上部の川へと下って行きます。
滑りやすい道を注意しながら下って行きます
 石筵川を渡渉します。水量が多いときは渡るのが困難ですが、今日はそれほどではなく渡れそうです。

滑って川に落ちないようにバランスよく渡ります

腰がひけています
 川と渡り、少し急登になりますが、なだらかな道になると休憩スポットの展望所に到着です。登山口を出発して1時間位ですが、もう汗だくです。
展望所でしばし休憩
 写真ではわかりずらいですが、皆さんが立っている先は断崖絶壁です。

高所恐怖症なのでここからの撮影が限界です
 ここからしばらく比較的緩やかな登りが続きますが、暑さで予想以上に体力を消耗します。

和尚岩
 ここから先は、岩場が多くなり急登が山頂まで続きます。
 標高が高くなるにつれ、樹木が低くなり、見晴らしが良くなってきます。
途中から大玉村方面

段差の大きい岩場を登っていきます

磐梯山方面、素晴らしい景色です

日差しが直接あたり非常に暑いです

ここまで来れば山頂は目の前です
 9:07 山頂三角点の分岐へ到着。しばし休憩後、三角点のある場所へ行きます。三角点へはここから往復しなければならないので、重たいザックは置いて行きます。
三角点への分岐
 中間地点にある大岩、ここからの眺めが最高です。
 足元は狭いですので、疲れている時などふらつきには十分注意が必要です。
絶壁の上ですので落ちたらただでは済みません。
一人タイタニック?

 9:37和尚山三角点到着。場所はあまり広くはありませんが、その場所からの景色も絶景です。

全員で記念撮影

安達太良連峰最南端からの眺望

シャクナゲは今が盛りです
 分岐まで戻ってきて、2座目の安達太良山を目指して出発です。
正面奥の山が目指す安達太良山山頂、尾根づたいに進みます

この先は、岩場の急な下り、気を抜かないように慎重に

つい足を止めて写真を撮りたくなるような絶景が広がっています

岩場の休憩スポットに到着。水分と栄養補給、しばらく休憩

休憩しながら、和尚山を振り返ります

かなりお疲れの様子
 休憩後、安達太良山山頂を目指して出発です。
 ここから先は山頂付近まで低木地帯が続き、所々で中腰状態で進まなければならなく、難所の一つです。
枝をかき分けて進む感じです
 低木地帯を抜け、ハイマツの中を進むようになると、山頂まであと少しです。

山頂の乳首岩が見えますが、なななか着きません。

雄大な和尚山を振り返り見ます
 11:57 安達太良山山頂到着、出発から約6時間です。
今日は天気がとてもいいのですが、登山者はまばらです。時間もちょうどお昼なので、ここで昼食タイムとします。
山頂到着
 ここまでかなり辛そうだったS氏ですが、軽い日射病の症状、ここで縦走を断念、エスケープルート(途中からゴンドラを利用して奥岳登山口へ、野地温泉から車で奥岳へ向かい合流)で下山、ここからは3人で縦走を継続となりました。
12:20 先は長いので、休憩もそこそこに出発します。
次の鉄山へ向けて出発

沼の平をバックに撮影

馬の背

滑りやすいザレ場

鉄山の岩場の急登

急登を登り切った所、疲労が溜まってきた感じです

鉄山の三角点には寄らずに鉄山避難小屋へ進みます(体力温存)

避難小屋方面
 13:11 鉄山避難小屋へ到着。小屋の中で20分位横になって休憩します。
鉄山避難小屋
 少しの時間でしたが、横になると体力も回復します。休憩後、4座目の箕輪山を目指して出発です。
正面が箕輪山

急な下りの岩場も慎重にクリア

鞍部の笹平分岐、直進します
 箕輪山の登りは、急ではありませんが、岩場もありますので、それぞれのペースで登ります。
箕輪山の登り

振り返って歩いてきた縦走路
 14:15 箕輪山山頂到着(4座目)
山頂に立つと何故か笑顔に

磐梯山は霞んで見えます

最後の鬼面山へ向けて進みます
 箕輪山の下りは悪路の連続です。粘土質の道は夏場でも湿っていて滑りやすくなっています。

粘土質の滑りやすい道

正面には最後のピーク鬼面山が見えます

雪渓がまだ残っています
箕輪山をだいぶ下ったところで、展望の良い場所があります。そこから望む福島市の景色も素晴らしいです。
景色を眺めながら小休憩していると、箕輪山山頂でお会いした方が、慌てながら下ってきました。開口一番、「先ほどの雪渓のところで熊を見ませんでしたか?」と、話を聞くと上から雪渓を見た時に、黒い点が動いているのが見えたとのこと、ソロ登山だったので不安になり自分たちに合流するために急いで追いついてきたそうです。自分たちは気が付きませんでしたが、箕輪山には熊が生息しております。会わなくてホットしました。
冷たい風が吹いていて気持ちがいいです
いよいよ、鬼面山の最後ののぼりです。岩場の急登ですのでマイペースで登ります。

岩場の登り、山頂まであと少しです
15:33 本日最後、5座目の鬼面山山頂へ到着です。
最後の鬼面山山頂標記
後は、野地温泉駐車場まで下るのみです。
駐車場が見えます



ガレ場の急坂、石に乗って滑らないように下ります


旧土湯街道にある分岐
分岐から先は、駐車場までブナ林の中を下って行きます。

このブナの木を過ぎるとゴールは目の前です
16:26 無事に安達太良連峰最北の登山口へ到着です。
所要時間は約10時間40分(休憩時間込)さすがに疲れました。
この過酷な縦走についてきたKさんには脱帽です

野地温泉登山口
鬼面山への登りの所で、S氏より無事下山したとの連絡があったそうです。DrはS氏を迎えに一旦奥岳へ、そこから石筵駐車場へ車を回収しに行きます。自分たちは、ここで解散です。
長時間の山行でしたが、とても楽しく歩くことが出来ました。皆さんお疲れ様でした。

おわり


2 件のコメント:

  1. すごいですね。体力なければできませんm(_ _)m

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    1. ウォーキングの効果もあってか、何とが楽しめます(^^♪

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