2016年9月22日木曜日

草紅葉始まる尾瀬、充実の2日間 (2日目)

2016年9月19日(月) 尾瀬ハイキング2日目

朝4時半に起床、乾燥室からカッパや衣類をとってきて身支度です。今日の天気は朝は雨、昼頃は曇りで午後から再び雨の予報です。

2日目は、山ノ鼻~鳩待峠~アヤメ平~富士見峠~(長沢新道)~竜宮~ヨッピ吊橋~東電小屋分岐~(段吉新道)~(燧裏新道)~御池までの26.4km、所要時間は休憩込で10時間50分

2日目のコース
5:30 至仏山荘を出発。今日は、前半に鳩待峠からアヤメ平までの標高差377mの登りと、竜宮までの標高差568mの下りがあります。
出発前に山荘前で記念撮影

山荘前はテント場でした



人の存在を知らせる鐘、早朝なので熊とは会いたくありません

鳩待峠までは傾斜の緩い登りが続きます
鳩待峠へ到着です。群馬県側から尾瀬ヶ原へ行く場合、多くの方がここから入ります。
早朝なのでまだ誰もいません。
休憩所を借りて朝食を食べます。早朝出発でしたので、宿の朝食はお弁当にしてもらっていますが、お弁当はお昼に食べることにして、持参してきた”ランチパック”を食べます。


休憩所で朝食
アヤメ平を目指して登山開始。雨で登山道の状態も良くないと思われますので、ゆっくり登っていきます。



登山道入口から約1時間で横田代に着きました。
草紅葉がとても綺麗です。
草紅葉

空まで広がっているような湿原



中原山
中原山から10分位でアヤメ平に出ます。

アヤメ平は、アヤメが咲いているわけではなく、昔、この周辺に群生するキンコウカも葉をアヤメと見間違えたため、アヤメ平と呼ばれるようになったそうです。
昭和30年代に「雲の上の楽園」と言われ、多くの入山者が訪れ、踏み荒らされたため裸地化してしまい、昭和44年から、ミタケスゲなどの種をまくなどして湿原を復活するための作業を行っています。(説明文より)
今日は、「雲の上の楽園」ではなく「雲の中の楽園」です。霧のなかの湿原で幻想的な景色です。





アヤメ平、本日の最高点
アヤメ平を十分に堪能しましたので、富士見峠へ向けて出発します。
ここからは下り、雨で濡れた木道は大変滑りやすいです。しかも下り傾斜なので特に注意が必要です。
アヤメ平方面を振り返って撮影

晴れていれば絶景が見られますが、今日は雲の中
注意して歩いていたつもりでしたが、この後、笹枝の上を踏んだ状態で体重をかけてしまったために転倒、足腰は大丈夫でしたが、親指をケガしてしまい応急処置をする羽目に油断大敵です。でも、今回の同行者は外科の医師、心強いです。

程なく竜宮へ下る分岐へ来ましたが、富士見峠まで200mでしたので、トイレ休憩も兼ねて行ってみることにしました。
富士見峠の入口

富士見小屋は休業みたいです
トイレ休憩後、富士見田代の分岐まで戻ってきました。
ここから長沢新道を竜宮に向けて下っていきます。
富士見田代の分岐


下りの登山道もやはり小川状態でした
長沢新道を下っていく途中、中間地点で1組の家族とすれ違いました。この天気でも登山者がいるんだとビックリ(鳩待峠からここまで我々以外は誰もいませんでした)




小川を渡ると間もなく湿原に抜けます
分岐より下ること1時間44分で尾瀬ヶ原に着きました。
尾瀬ヶ原
竜宮十字路のベンチで昼食休憩を取ります。
先のベンチで休憩

本日の昼食、山荘の朝食をお弁当にしてもらっていました
尾瀬ヶ原の景色を見ながらの昼食タイム。
天気予報通り、雨も上がり曇り空に。それにしても時刻はちょうど正午なのに誰もいません。
通行人を避けて撮っているのではなく、ホントに誰もいない尾瀬ヶ原。(昼食中に歩いていた人は親子の2人だけでした)

奥の山がアヤメ平方面

時折雲の間から青空も


30分位休憩後、先はまだまだ長いので出発です。
ヨッピ吊り橋方面へ進みます。

竜宮小屋




茶色く色ずいたヤマドリゼンマイの間を行きます
ヨッピ吊り橋へ到着。


吊橋なので揺れます
ここから東電小屋方面へ行きます。

鐘を見ると叩きなります
この周辺は熊の目撃が多いそうです。
こちらはガスボンベの先端のカバー

正面が東電小屋
東電小屋では休憩しないで先へ進みます。



東電小屋分岐へ着きました。尾瀬ヶ原とはお別れです。
ここから元湯山荘方面へ進みます。
東電小屋分岐、左へ行きます


赤田代



元湯山荘

最後の公衆トイレ

ここが最後の休憩所
段吉新道の分岐に着きました。この先直進すると三条ノ滝へ行きますが、今日は時間がないために、段吉新道へ進みます。(次回来たときのお楽しみにとっておきます)
分岐を右へ




途中から燧裏新道に合流


小川を渡渉、水量が少なくて助かりました


ノメリ田代の湿原


上田代の湿原

上田代のテラス・ベンチ



姫田代の湿原

姫田代を後に木道を10分位下っていくと、最後の御池田代の湿原に出ます。


燧ケ岳登山道の分岐、ここまで来ればゴールの駐車場まで目と鼻の先です。
燧ケ岳への分岐
16:18 無事にゴールの御池へ到着。26.4kmを歩き切りました(^^♪


2日間の尾瀬、長くハードなコースでしたが、十分に尾瀬を満喫することが出来て満足でした。

帰りは、燧の湯で疲れを癒して帰路に着きました。

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